北西 功一 ( きたにし こういち ) 教授

専門分野文化人類学・生態人類学

http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~kitanisi/index.html

担当科目

基礎セミナー、課題解決能力演習、文化の継承と創造1(文化人類学)、社会調査法1、地域理解・連携演習Ⅰ・Ⅱ、生態環境論

経歴

1984年4月に京都大学理学部に入学。最初は数学か物理学を専攻しようと考えていたが、人間に興味を持ち始め、京大理学部に人類学という分野があることを知り、大学院に進む。修士課程(1988年~1990年)では沖縄の伊平屋島で漁民社会の経済人類学的研究を行う。1990年に博士課程に進み、1991年からは中部アフリカのコンゴ共和国の熱帯雨林地帯でアカ・ピグミーの調査を行う。彼らの狩猟採集活動と食物分配を中心に調査をした。1996年3月に博士課程を修了し、博士(理学)を取得。その後、コンゴ共和国の内戦などによって調査地をカメルーンに変え、狩猟採集民の調査を継続している。1999年からはバナナの研究に誘われ、東南アジア数カ国とインド、タンザニア・ガーナでバナナの栽培・利用を調査した。各国のスーパーマーケットと市場でバナナを観察するのが趣味である。1997年10月に山口大学教育学部講師となり、その後、助教授、准教授、教授、2015年4月に国際総合科学部に移動となり、現在に至る。

主な論文、書籍、作品

Seasonal changes in the subsistence activities and food intake of the Aka hunter- gatherers in northeastern Congo. African Study Monographs, vol. 16 (2): 73-118, 1995. 『森棲みの生態誌―アフリカ熱帯林の人・自然・歴史I』木村大治・北西功一(編)京都大学学術出版会 『森棲みの社会誌―アフリカ熱帯林の人・自然・歴史II』木村大治・北西功一(編)京都大学学術出版会

学生の皆さんへ

大学時代は人生で最も自由な時間がある時期です。海外を含むいろんなところでいろんなことを経験して、これからの人生の糧にしてください