お知らせ
国際総合科学部交換留学生が「JR西日本業務体験研修」に参加しました
国際総合科学部の交換留学生3名が,8月18日~22日の5日間,JR西日本広島支社にて実施された業務体験研修に参加しました。
この研修は,JR西日本広島支社と本学部の連携協力の下,平成28年度から毎年8月に実施されているもので,今回で3回目の参加となります。
研修生は,学部で開催された事前オリエンテーションにて,JR西日本の概要,経営方針,事業内容に関する講話を聴講するともに,各自で自国の鉄道や公共交通機関の概要について調べる等,積極的に自主学習に取り組んだ後,本研修に臨みました。
今回の研修は,「JR西日本の業務や取り組みについて学び,自国の鉄道との違いを考える」をテーマとして実施され,受入れ先であるJR西日本から,SL「やまぐち」号乗車体験,駅における接客体験,車両所見学,乗務員シミュレーター体験,京都鉄道博物館の視察等,多彩なプログラムの提供をいただき,留学生にとって,大変充実した5日間となりました。
研修プログラムを通じて,研修生は,JR西日本の安全に対する取組みや設備状況を学ぶとともに,乗客に対する各種サービスのあり方について体験し,最終日の成果報告会では,研修テーマに基づき,JR西日本の業務や取り組みについて学んだこと,業務面のみならずサービス面からみた自国の鉄道会社との相違点について,発表を行いました。
「安全最優先」をすべての社員が大切にしていて,異常時の安全マニュアルが策定されていたり,1つ1つの作業に対して,指差し確認が行われていたりすることに感動したという意見は,研修生全員に共通する感想でした。
また,成果報告会終了後の懇談会では,新山口駅社員を交え,忌憚のない意見交換が行われました。駅構内の表示方法や,車内放送の内容・発音・タイミング等に関して,日本人では気付かない不便さや,「外国人観光客おもてなし」などについての意見が交わされ,貴重な機会となりました。
この研修を1つの契機として,留学生を交えた産学連携がより一層深化していくことが期待されます。