学部長エッセイ(2022.02)
11 ラストスパート
ラストスパート
2月になりました。
大学は年度末で、各学年の後期の採点や4年生の最終発表会、そして入試の準備に追われています。これは例年のことではありますが、今年は昨年に引き続き、コロナ禍の只中ということで緊張感に包まれながら日々が過ぎています。
さて、前回は、共通テスト直後、「難化した」とのニュースが飛び交う最中、老婆心ながら、落ち込んでいる受験生を少しでも励ましたくて拙文をしたためました。
あれから2週間あまりが経過し、直後のショックはおさまってきた頃であると思います。
前回記したことの繰り返しですが、苦しいときに、それでも前を向くことができるか否かで人間の真価が問われるのだと思っています。
入試は好意的な文脈で語られることはほとんどありませんが、入試もまた人間的に成長するための好機とすることが可能です。
コロナ禍により、様々な制約が生まれてしまいましたが、4月に入学してくる新入生を歓迎するための準備も着々と整えつつあります。制約はあるにしても、その枠内でできる限りのことをしたいと思っています。
試練を乗り越え、成長した皆さんと4月に会えることを本当に心待ちにしております。